2つの正弦波の位相差を求める方法-01
2つの正弦波の位相差
位相差を計算する方法は,色々あり,代表的なものは,
・振幅が0(もしくはピーク)を通る時間を見積もり,その差を求める
(ノイズがのると推定が難しくなる)
・位相スペクトルを求める
(位相スペクトル自体が難しい)
・それぞれ,正弦波でフィットし,位相成分の差を求める
(非線形フィット,ソルバーなどを使わなくてはならない)
など,色々あります.それぞれに一長一短があります.
しかし,独自の方法で位相差を計算してくれるサイトが有りました.
計算自体はそれほど難しくはなさそうなのですが,一体何でこんな手法を取っているのかがわかりませんでした.
そこで,敬意を込めて,この計算手法の裏に潜む原理を考えていきます.
実は,このサイトを見つけたのは,Copilot,で位相差の算出方法を聞いたら,”こんなユニークなサイトがあるよ”,と教えてもらいました.
特徴は,たすき掛け,をすることにあり,
\(\Large x_{n} \cdot y_{n+1} - x_{n+1} \cdot y_n \)
を計算しています.
色々制限があり,
振幅が既知,周波数は同じ,位相差のみ
位相差は-90度~90度まで
とありますが,それでも有益です.
結構いろいろな計算をしなくてはならないので,順を追って理解していきます.
です.